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えェ!?頭皮のかゆみとフケの原因はカビ?診断別頭皮感染症を徹底調査!

頭皮かゆみフケにお悩みの方、頭皮のカビって知ってますか?

頭皮の上や髪の毛の間を、小さな虫がウヨウヨしてるような感じで、かゆくてたまらない!

シャンプー剤や、洗い方を変えてみたけど、かゆみが良くならない!

フケがパラパラ落ちて、気づいたら肩の辺りに白く積もっちゃってる!

頭皮がヌルっとしてる!

こんなお悩みの症状、原因はカビかもしれません。

ということで、頭皮のかゆみやフケとカビの関係や、そもそもカビについて、カビが原因の頭皮トラブルの対処法を調査しました。

頭皮のかゆみとフケは、カビと関係あるの?

頭皮のかゆみとフケは、色々な場面で起こりやすい頭皮トラブルですね。

お風呂上がりとか、激しい運動して汗をかいた後、仕事や育児のストレスでイライラしてるときも、頭皮が痒くなるかも。
マリコ
ヒロロン
そうそう、毎日しっかりシャンプーしてても、かゆみが出てくるよね。
かゆいのが我慢できずにかいちゃうと、フケが落ちてくるのがまたつらいよね。
マリコ

頭皮のかゆみとフケは、どうして起こるのか知っていますか?

頭皮は、皮脂に含まれる成分によって、刺激から頭皮を守る天然のバリアを作るのですが、これが崩れるとかゆみ、フケ、他にもさまざまな頭皮トラブルが起こります。

天然バリアを崩してしまう要因には、次のことが考えられます。

天然バリアを崩してしまう要因

  • 乾燥
  • 皮脂の過剰分泌
  • 血行不良(睡眠不足、ストレスによりホルモンバランスがくずれることで起こる)
  • 食生活の偏りからくる栄養不足
  • 洗浄力、刺激の強い、シャンプー剤
  • シャンプー剤のすすぎ残し、間違った洗髪の仕方

このようなことが引き金となって、人間の体や頭皮にもともといるカビ菌が、

異常繁殖したり、感染箇所を広げたりしてしまうんです。

チョット待って!! 人間の体にもともといるカビ菌って何?
マリコ
ヒロロン
カビ菌が、異常繁殖したり、感染箇所を広げるってどういうこと!?

 例えば、頭皮にもともといるマラセチア菌は、皮脂をエサにして増殖する菌なので、皮脂の分泌量が増えすぎると異常繁殖してしまいます。

 もっと詳しくカビ菌について調査してみましょう。

人間の体や頭皮にいるカビってどんなカビ?

カビって、お風呂場とかキッチンとか、腐った食べ物とかにいるものを想像しますよね。

現在発見されているカビは、80,000種類以上と言われています。
『カビ』というのは俗称で、キノコや酵母と同じ真菌類です。

カビが生きていくには、栄養源・水分・温度・酸素の4つが必要です。

特に、温度20℃~30℃、湿度80%で栄養源のある場所が、生育しやすいと言われています。

ヒロロン
味噌や納豆などを作る酵母菌も、カビの1種なんだね。
この80,000種類の中に、頭皮がかゆくなったり、フケが出たりする原因のカビ(真菌)がいるの?
マリコ

そうなんです!  

ここでは、3種類のカビ菌(真菌)について、詳しく紹介しますね。

マラセチア菌 ・ 白癬菌 ・ カンジダ菌

マラセチア菌

出典:https://corp.menard.co.jp/

 マラセチア菌は、(先程少し紹介した、もともと人間の皮膚にいるカビ菌(真菌)です

 普段は、顔、頭、胸、背中など皮脂腺の多く集まるところにいますが、何も悪さはしません。しかし、皮脂をエサ(栄養源)にしているので、皮脂の分泌量が増えすぎると増殖します。増殖したマラセチア菌は、皮脂の中の脂肪分を分解して、肌に炎症を起こす成分に変えてしまいます。

 『脂漏性皮膚炎』『癜風』『マラセチア毛包炎』などの疾患の原因菌です

白癬菌

 白癬菌は、ケラチンという蛋白をエサ(栄養源)にしています。

 ケラチンは、皮膚の表面の角質に多く含まれる成分なので、体の皮膚全体に感染します。毛髪や爪も、角質が変化したものなので、感染しやすい場所です。粘膜には、ケラチンが少ないので、あまり口の中や、鼻腔内には感染しません。

 足に感染すると、いわゆる『水虫』になります。
 髪の毛や、頭部に感染した場合、『頭部白癬(とうぶしらくも)』と言われます。
 爪に感染した場合、『爪白癬(爪水虫)』となります。

世界から「水虫」が消える日 白癬菌の弱点解明「不気味な顕微鏡画像」

出典:https://www.excite.co.jp
/news/article/Hazardlab_23909/

カンジダ菌

カンジダ菌の写真

出典:http://www.cleachiro.com/

chiro1/physio/biochemical2.html

 カンジダ菌も、人間がもともと口の中、消化器官、膣に存在しています。

 体内にいる良性の腸内細菌(ビフィズス菌など)に食べられることで、増殖を防いでいるため、腸内細菌が薬や食べ物、ストレスなどが原因で死んでしまうと、カンジダ菌が増殖して、体全体のいろいろなところに症状が出てきます。

 『カンジダ症』と診断される症状です。頭痛や、倦怠感、なんとなく体調が悪いなど、自覚症状はあるけれど、なかなか原因が判明しない場合、『慢性カンジダ感染』になっているかもしれません。

どのカビ菌(真菌)も、皮脂腺の多い場所に生息して、感染するんですね。
マリコ
ヒロロン
皮脂腺の多い場所って、体温(約35℃)、湿度、酸素、栄養源の生息条件に当てはまってる場所ですね。

この3種類のカビ菌(真菌)が原因で起こる病気は、そのままにしておくと症状が広がったり悪化したりしてしまいます。

具体的に、それぞれどんな症状がでるのでしょうか?

詳しく調査しました!

病院で診断される、カビが原因の病気

カビ菌(真菌)が原因で起こる頭皮の感染症は、自分では病名も判別しにくく、市販の薬では治しづらいです。

頭のかゆみやフケに良いって聞いたシャンプーに変えたのに、症状が良くならないのよね。
マリコ

病院では、感染の疑いのある髪の毛を顕微鏡で観察し、原因菌を判別し、診断します。

代表的な病院で診断される、カビ菌(真菌)が原因の病気について、詳しく調査しました!

代表的な病院で診断される、カビ菌(真菌)が原因の病気

 

  • 脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
  • 頭部白癬(とうぶしらくも)
  • カンジダ症
 

脂漏性皮膚炎

 マラセチア菌の異常増殖が要因の1つになっています。

どんな症状?

  • 顔や、頭皮に炎症が起き、頭皮が赤くなり、かゆみが出る。
  • 頭皮に白い粉状のフケがたくさん出る。
  • ひどくなると黄色や赤っぽい色の湿疹が、皮脂の分泌の多い場所(髪の生え際、耳の後ろ、顔、胸、脇の下、背中の上部)にあらわれる。

 他の皮膚炎(アレルギー性皮膚炎や刺激性皮膚炎)と似ているので、繰り返すかゆみや、フケをそのままにしてしまっている人も多いようです。シャンプー剤や、頭皮用ローションなど色々試してみたけど、効果が出なかった場合には、脂漏性皮膚炎の可能性が高いので、病院を受診しましょう。

病院で処方される治療薬

 弱いステロイド外用薬(塗り薬)と、抗真菌外用薬(ケトコナゾール)が処方されます。

 ステロイド外用薬は、炎症を抑えかゆみやフケに効果が大きいです。しかし、症状が良くなり使用を中止すると再発することがよくあります。しかもステロイド剤の長期の使用は副作用を起こすことがあるので、カビを抑える抗真菌薬を併用し、原因菌を増やさなようにします。

 また、皮脂の分泌量をコントロールするために、飲み薬として肌の調子を整える働きのあるビタミン剤(ビタミンB2,B6)が処方されることがあります。

かゆみが長く続く場合には、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤も処方されます。

ステロイド剤って大丈夫なの? 副作用ってどんなことが起こるの? なんだか怖いんだけど?
マリコ

確かに「ステロイド」、「副作用」と聞くと心配になりますが、外用薬の場合炎症を抑える効果がとても大きく、短期間に弱い物から使用することで、症状も軽く、治りも早くなります。

詳しいステロイド剤については、ステロイド外用薬についてを御覧ください。

こちらの記事も参考にしてみてください。

ぶつぶつができる頭皮のかゆみの原因とは?できものの対策法を調査!

頭部白癬

 髪の毛や頭皮に白癬菌が感染しておこる病気です。小児にかかりやすく、感染力が強いです。成人でも罹ることがあります。

どんな症状?

  • フケが大量にでる。
  • 頭皮に白色、灰白色の円形の発疹(エンドウ豆やクルミぐらいの大きさ)
  • 斑状の脱毛や、その周りの毛が短く折れることがある。

 短く折れた毛の頭皮に残っている部分が黒くみえることから、円形脱毛症や、脂漏性皮膚炎と間違われることがある、処方されたステロイド剤を塗ってしまうと、ステロイドの影響で白癬菌の動きが活発になり、ひどい場合禿瘡(とくそう)とよばれる膿を持つ大きなできものができてしまうことがあります。

病院で処方される治療薬

 小児の場合、抗真菌薬を使用します。グリセオフルビン、テルビナフィンといった飲み薬を、4~6週間服用します。

 感染を広げないようにするために、抗真菌薬のクリームを頭皮に塗り、硫化セレンシャンプーを週2回以上使用して洗髪しなければいけません。

 治療中でも、学校に通うことはできます。

 成人の場合も、抗真菌薬(テルビナフィン、イトラコナゾール)を服用し治療します。

 炎症がひどい場合や、禿瘡(とくそう)になってしまった場合には、症状の軽減と跡が残らないようにするためにプレドニゾン服用薬が処方されます。

ヒロロン
子供の場合は、遊んだり、じゃれ合ったりしている時に、頭同士をこすり合わせると感染を広げてしまうんですね。
大人も、スポーツをしている時とか、気をつけないとね。
マリコ

特に、足に水虫(白癬菌感染)ができてしまった時は、髪の毛に感染ってしまうと大変なことになるので、早めの治療が必要ですね!

こちらのページで白癬菌感染症を詳しく解説しています。参考にしてみてください。
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa10/q32.html

カンジダ症

 よく症状が出る場所は、口、膣、皮膚表面で、頭皮に症状が出た場合には、体の他の部分の感染が広がってきた可能性が高いです。乳児のオムツかぶれや、夏場の汗蒸れなどから、体内にいるカンジダ菌が感染し、体内、皮膚表面に症状が広がります。

どんな症状?

  • 白や赤色の斑点のようなもの。
  • 発疹が出て、そこから粘りのある白いカスが出る。

 体内に感染した場合、疲労感、筋肉痛、便秘、下痢などさまざまな症状が出てきます。

病院で処方される治療薬

  抗真菌薬(クロトリマゾール、ナイスタチン)を処方されます。患部に直接塗ることで治療できます。

  フルコナゾールという飲み薬が処方されることもあります。

 カンジダ菌は、通常健康な体内にいる腸内細菌などの友好的なバクテリアによって増殖を防いでいるため、ガンや糖尿病の治療のため、免疫抑制をしている場合には、特に症状が重くなることがあります。

カンジダ症って、怖いね~
マリコ
ヒロロン
体に異変を感じた時、あまり長く放っておかないで病院で診てもらわないとね!

この他にも病院で診断される頭皮の病気があります。詳しくは、次の記事をご覧ください。

頭皮のかゆみが治らない!皮膚科での治療法や考えられる疾患を調査!

カビが原因で起こる頭皮トラブルの対処法

 症状が出たときには、カビ菌(真菌)が原因であるかどうかは、自分ではわかりにくいですよね。

ヒロロン
まさか、カビが原因だなんて思わないよね。
 カビ菌(真菌)感染症の疑いがありそうなかゆみやフケが続いたら、病院で検査をしてもらうようにしましょう。

 お医者さんの指示に従って、処方薬を正しい使い方で、使用の中止が認められるまできちんと使いましょう。

 

自分でできる対処法はあるの?
マリコ

 

ヒロロン
普段から気をつけておいたほうが良いこともあるよね!

それでは、処方薬を使いながら、気をつけておくべき自分でできる対処法を2つ紹介します。

1.暴飲暴食、寝不足などの悪い生活習慣を見直しましょう。

 脂っこい食事や刺激の強い食品(コーヒーや、香辛料)は、皮脂の分泌量を増やしてしまいます。
 寝不足は、ホルモンバランスを崩してしまいます。

 ビタミンB,Cは、皮膚の調子や体の調子を整える働きがあるので、積極的に摂るようにしましょう。
 アルコールも控えめに。

ビタミンB,Cの多く含まれる食品は、こちらのページをご覧ください。
ビタミンBの多い食品についてビタミンCの多い食品について

2.ストレスや疲れ、身の回りの汚れは、できるだけためないようにしましょう。

 体のホルモンバランスや腸内細菌のバランスを崩してしまいます。
 ストレスは、血行不良や、血液の中の活性酸素を増やしてしまいます。
 身の回りを清潔に保ち、カビ菌(真菌)の栄養になるようなものを増やさないようにしましょう。

 湯船に使って入浴し、筋肉をほぐし1日の疲れを癒やしましょう。

ストレスの発散法のこんな動画見つけました。良かったら見てみてください。

2分でできるストレス発散体操!こちらも参考にしてください。

 

カビ菌(真菌)が原因の感染症や頭皮トラブルは、食べ物や生活習慣、ストレスやアレルギーなど、さまざまなことが原因で良くなったり悪くなったりを繰り返します。

治療も長期間続けなければならず、とても大変なんです。

でも、本来人間の体にもともと生息しているカビ菌(真菌)は、身の回りを清潔にしていたり、規則正しい生活や健康に気を使った生活をしていれば、増殖を抑えられていたり、感染部位が広がることもなく、おとなしくしているんです。

毎日の生活を整えるって本当に大事なことなんだね。
マリコ

まとめ

  • 健康な頭皮には、皮脂が作る天然バリアがあります。それが崩れると人間の体や頭皮にもともといるカビ菌(真菌)のコントロールが効かなくなり、頭皮のかゆみやフケの症状がおきてしまいます。
  • 人間の体にはいくつかのカビ菌(真菌)が生息しています。皮膚感染症を引き起こす代表的な菌は、マラセチア菌、白癬菌、カンジダ菌です。
  • 病院で診断されるカビが原因の病気には、脂漏性皮膚炎、頭部白癬(とうぶしらくも)、カンジダ症があります。それぞれ医師の指示に従って正しい治療をしましょう。
  • 人間の体にもともと生息しているカビは、本来規則正しい生活をし、清潔にしていればおとなしくしています。生活習慣を見直したり、ストレスや疲れをためないように気をつけましょう。

 糖尿病や、ガンで、免疫療法をされている方は、カンジダ症になりやすく治療もしにくいです。

 また、抗生物質の影響で、カビ菌(真菌)をおさえる機能が低下し、真菌感染症になってしまう場合もあります。

 シャンプーやお風呂は1日1回入り、清潔な頭皮の状態を保つように心がけましょう。

 しつこい頭皮のかゆみや、フケがなかなか治らないときは、迷わず皮膚科を受信しましょう!

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